FC2ブログ

愛はあるのだろうか...ブログ編

VOL-NEXT 代表取締役 曽我千春のブログです。ブログというより、ときどきエッセイかな。更新遅し!お許しを。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. |

男女の情も、ひとえに・・・

桜が咲き始めましたね。

今年の桜・・・
あなたは、どこから、どんな思いで見上げるでしょうか?

がんと付き合いだしてから、
私は、毎年、しみじみと、
あの少し青みがかったピンクの花の姿とその移ろいを見つめています。

おぼえていますか、学生時代に習った徒然草(第百三十七段)。
**************************************************
「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。・・・」
桜は満開、月は満月のときだけを、見るものだろうか。

雨に向かって月を恋い、
家に身をこもらせて春の行方を知らない、というのも、
また、しみじみとおもむき深い。
今にも咲きそうな桜の梢や、花が散ってしおれ残った庭にこそ
見どころがある。
**************************************************
兼好のつれづれなる言葉は、がんになって、死と生を意識し、「生きる意味」を考え続ける私になって、はじめて、スコーンと自分の真ん中に着地しました。

さらに、学校では、この先は=中略=になっていて、決して教えてはくれないのですが、ここからが肝心です。
(こういうことを中略にしない教育になるといいな~)
***************************************************
「万(よろづ)の事も、始め・終りこそ、をかしけれ。
男女の情も、ひとえに逢い見るをば言うものかは。
逢はで止みにし憂さを思い、あだなる契りをかこち、
長き夜を独り明し、遠き雲井を思いやり、
浅茅が宿に昔を偲ぶこそ、色好むとは言わめ。」


あらゆることも、始めと終わりこそ、おもむき深いものだ。
男女の恋愛も、ひたすら関係を結ぶことだけを言うのだろうか。
逢わないで終った切なさを思い、相手の心変わりから遂げられなかったはかない約束を嘆き、長い夜を独りで明かし、恋しい人のいる遠いところに思いをはせ、浅茅が茂る荒れ果てた家で、あのころを思い出したりすることこそ、恋の情趣にひたりきることと言えるのではないか。
**************************************************
「男女の情」も、「ひとえに逢い見る」こともない生活を、ここのところ続けている私ですが、
半分胸を失くして、死と生を意識して、はじめて、
ほんとうの「愛おしさ」を感じることができるようになってきた気がしています。

うろたえたすえ、闇に根をおろしてみて、長い時間を経てやっと、無条件に、静かに、刻々と、深いところから湧き上がってくる愛する気持ちがあることを知りました。
これも、また、「おもむき深し」でしょうか。
「遠き雲井を思いやる」とき、「すこしだけ、せつない」と感じているうちは、まだ、「おもむき深し」ではないのでしょうね~。
いまだ、執着の中なのでしょうか。
さらに、もっと先の愛しさがあるのかもしれませんね。

今年の桜は、どんな風に見えるかしら・・・。
スポンサーサイト
  1. 2005/04/02(土) 14:09:18|
  2. 未分類|
  3. |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。