愛はあるのだろうか...ブログ編

VOL-NEXT 代表取締役 曽我千春のブログです。ブログというより、ときどきエッセイかな。更新遅し!お許しを。

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食あたりに学ぶ

「ブログの更新がないから、
体調を崩しているのではないかと心配しています・・・」
やさしいメールは、患者さんから。

「ちゃんと更新ぐらいしなさいよ!あなたの安否は、ブログで見ているんだから」
大学時代の友人たちから。

ごめんなさい!ブログに立寄ってくださっている皆さま。

体力には、社内一、自信のある私なのですが、
じっ、じつは、4月に入って、寝る暇ないほど忙しい日々が続く中、
食あたり?で、久々に点滴などを受けたりしていました。

しかーし、曽我、転んでもタダでは起きぬ貧乏性か、
またまた発見すること多多ありき、です。

この後の文章は、今、具合の悪い方は、具合がいいときに読んでくださいね。

マンガみたいな本当のはなし。

私がダウンしたのは、恥ずかしいことに、弊社で行なっている企業向けのがん患者生活講習会の最中。その日は、夜9時から、がん患者さんのヘアケアを担当する美容師さんへの講習会(美容師さん達のお仕事後の講習会なので夜遅くスタートします)の講師をしていました。しかも、朝から雑誌の取材も入っていて、記者やカメラマンの方など大勢の方がいらっしゃっていました。

そんな中、講義開始30分、と、突然、油汗・・・吐き気に襲われ立っていられなくなり、中村に講師をバトンタッチして、部屋のすみでへたってしまいました。さらに、講習が終らないうちに、ベランダで嘔吐。後ろ手で、外から窓を閉めて、皆さんがお帰りになるまで、ベランダで40分・・・曽我、放置状態。中村が育てたチューリップ(スタッフブログに写真あり)が、美しく元気すぎる~!隣りで倒れこんでいる涙目の曽我は、なさけないどろんどろん状態。仕事中に、だめじゃん!>自分。

講習会に参加されていた美容師の皆さん、取材スタッフの皆さん、
本当にごめんなさい。

その日は、今年一番の夏のような陽気だったのですが、どうやら、直前に食べたおにぎりにあたってしまったようです。
動くこともできないほどの吐き気に襲われている私に、
わが社の人々は、TODAY!で販売している抗がん剤治療中の安心グッズ(ハイポット=携帯用の液体が固まる袋=抗がん剤治療中の移動時などに突然吐き気を感じても大丈夫な袋)を差し出し、
「この際だから、使いやすいかどうか、じっくり試してみるように」と言うではありませんか。

「たしかに、便利です!使いやすいです!この袋・・・」
朝まで、何度も、その便利な袋に胃液を嘔吐しながら、抗がん剤治療中の方の気持ちが、痛いほどわかる・・・、いや、苦しいほどわかる!
・・・これは、与えられた時間だ!この苦しさを忘れるな、ということか・・・涙目の、一人学習状態は、続いたのであります。

次の日、近所の病院での点滴では、これまた、看護師さんやドクターの処置の仕方の一つ一つ、言葉の一つ一つも気になるではありませんか。あ~職業病にもかかっている、と自己診断。

一人暮しの私に、わが社の人々が買ってきてくれたレトルトのおかゆ、りんごジュース、ミネラルウォーター、すっきりしたくだものに涙しつつ、感謝しつつ・・・復活の日まで、どのようなものがのどを通りやすいかも、一つ一つチェックしてみました。

あのおにぎりを食べてしまったのは、
偶然のようで偶然でないのかもしれません。
大分苦しかったけれど、学びは、どんなところにもあるのでしょう。

これは、ブログの遅すぎる更新の言い訳か。
現在、曽我は、パワーアップして、またもや走りまわっています。
コンビニのおにぎりは、まだ、ちょっと、買うことはできないのですが。
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  1. 2005/04/24(日) 00:15:58|
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男女の情も、ひとえに・・・

桜が咲き始めましたね。

今年の桜・・・
あなたは、どこから、どんな思いで見上げるでしょうか?

がんと付き合いだしてから、
私は、毎年、しみじみと、
あの少し青みがかったピンクの花の姿とその移ろいを見つめています。

おぼえていますか、学生時代に習った徒然草(第百三十七段)。
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「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。・・・」
桜は満開、月は満月のときだけを、見るものだろうか。

雨に向かって月を恋い、
家に身をこもらせて春の行方を知らない、というのも、
また、しみじみとおもむき深い。
今にも咲きそうな桜の梢や、花が散ってしおれ残った庭にこそ
見どころがある。
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兼好のつれづれなる言葉は、がんになって、死と生を意識し、「生きる意味」を考え続ける私になって、はじめて、スコーンと自分の真ん中に着地しました。

さらに、学校では、この先は=中略=になっていて、決して教えてはくれないのですが、ここからが肝心です。
(こういうことを中略にしない教育になるといいな~)
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「万(よろづ)の事も、始め・終りこそ、をかしけれ。
男女の情も、ひとえに逢い見るをば言うものかは。
逢はで止みにし憂さを思い、あだなる契りをかこち、
長き夜を独り明し、遠き雲井を思いやり、
浅茅が宿に昔を偲ぶこそ、色好むとは言わめ。」


あらゆることも、始めと終わりこそ、おもむき深いものだ。
男女の恋愛も、ひたすら関係を結ぶことだけを言うのだろうか。
逢わないで終った切なさを思い、相手の心変わりから遂げられなかったはかない約束を嘆き、長い夜を独りで明かし、恋しい人のいる遠いところに思いをはせ、浅茅が茂る荒れ果てた家で、あのころを思い出したりすることこそ、恋の情趣にひたりきることと言えるのではないか。
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「男女の情」も、「ひとえに逢い見る」こともない生活を、ここのところ続けている私ですが、
半分胸を失くして、死と生を意識して、はじめて、
ほんとうの「愛おしさ」を感じることができるようになってきた気がしています。

うろたえたすえ、闇に根をおろしてみて、長い時間を経てやっと、無条件に、静かに、刻々と、深いところから湧き上がってくる愛する気持ちがあることを知りました。
これも、また、「おもむき深し」でしょうか。
「遠き雲井を思いやる」とき、「すこしだけ、せつない」と感じているうちは、まだ、「おもむき深し」ではないのでしょうね~。
いまだ、執着の中なのでしょうか。
さらに、もっと先の愛しさがあるのかもしれませんね。

今年の桜は、どんな風に見えるかしら・・・。
  1. 2005/04/02(土) 14:09:18|
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